劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL
マガジン連載で決着がついたばかりの話の直接続きから話しが始まるから、単行本派には何がなんだか分からないかも。
世間的に微妙な評判のネギま!劇場版だけど、個人的にはそこまでひどくはなかった。絵もホワイトアウトしたまま数秒間爆発音だけ、っていう場面はあったけれど、あと気になったのは後半のコマ送りな魔方陣ぐらい。
ストーリーは王道展開だし、まあ、あの話の続きで、FINALって銘打っちゃったらこうするしかないよね。
戦犯はシャフトとか言われてたりするけど、どちらかというと31名ものヒロインを出して、かつそれぞれに活躍の場を与えようとした構成に無理があったんじゃないかなぁ。
ついでに、最後の敵がまったく動かない&攻撃もしかけてこないというのも盛り上がりに欠ける一因。
結局、こちら側の攻撃もレーザーでどかん!だけだし、あれで盛り上げろって言われても……(苦笑)
ということで、言われているほど悪くはなかったけれど、絶賛するほどでもなかった、ということで。
エロゲーのオンライン配信についての所感
ちょっと興味のある話題だったので、書いていたらこんな時間だよ!
ということで、中途半端になったけどアップしてみる。
話の元は藤木隻さんのblog緑玉板2.0の以下の記事から。
- http://blog.livedoor.jp/seki_fujiki/archives/315109.html
- http://blog.livedoor.jp/seki_fujiki/archives/347597.html
- http://blog.livedoor.jp/seki_fujiki/archives/385554.html
オンラインゲームに可能性があるのは確かですが、個人的にエロゲーがオンラインに移行するのは難しいと思います。
まず、オンラインはたとえ無料でも24時間ダウンしないことを要求されるサービスです。
ましてや有料課金なんてしたら、数時間のダウンさえクレームの嵐でしょう。
社員数一桁なんてざらの零細企業であるエロゲーメーカがやるには、ましてや前提となっている「パッケージでもうけられないメーカ」には重すぎる負担だと思います。
外部に委託するにしても、そのようなところが存在するか疑問です。
海外ではSteamとかありますが、アレはあくまでもDRM付きネットワーク配信なので、藤木さんの考えているアイテム課金モデルとは違いますし……。
また、現状のエロゲーは巨大パッケージ、初回特典などで付加価値を高めて単価をあげています。
オンラインになった場合、形に残る特典などがつけられないですし、ユーザからの値下げ圧力もありますから(パッケージに比べてオンラインは安い、というのは定説だと思います)、9000円超のフルプライスは設定できないでしょう。
しかも、藤木さんの言われるとおり販売本数はほとんどのゲームにおいて下がるでしょう。
なにせメーカーにとってみれば、今までは売り上げになっていた問屋や店頭に眠っている在庫がすべて返品されるようなものですから。
ユーザにとっては値段が安くなるというメリットはあるかもしれませんが、メーカにとっては利益の減少、売れる・売れないタイトルの二極化が激しくなり、中小の体力のないメーカの淘汰、とデメリットが大きすぎるかと個人的に思います。
また、ユーザにとってもい中古の消滅、配信サイトの消滅後はゲームができない、などのデメリットもあり、現状ではなかなか難しい問題だと思います。
あと、エロゲーメーカは問屋から活動資金を得ているところも多くあると聞いています。
このご時世に銀行が中小のエロゲーメーカなんて怪しいところに資金を出してくれるとも思えませんし、そういうところは間に問屋を挟まないオンライン配信のゲーム制作はできないでしょうね。
からハニ2
- 作者: 現津みかみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 6回
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書き下ろしでもう少し後日談が追加されるかな?と期待してたのですが、カラー口絵のみでした。
ちょっと残念。