OpenDocument採用に「待った」--マサチューセッツ州議会議員らが懸念表明 - CNET Japan
とりあえず、突っ込めるところだけ突っ込んでみる。
> Microsoft Officeの利用を放棄することで発生するコストについても懸念を表明した。
利用者が現状利用している(と思われる)MS Officeの習熟度までOOoを収得するにはコストが必要。これは確かにその通り。
ちゃんとしたサポートを受けようとしたらお金がかかるもの確かだし。
OpenDocumentが、身体障害者に必要な機能を十分に備えていないとも主張した。
これは不明。というか良く分からない。
身体障害者用の機能というと、読み上げ用とかそういうのしか思いつかないけど、HTMLに出力すれば問題ないんじゃないの?
OpenDocumentフォーマットの採用は、多くの電子データの損失につながるというのが、同氏の意見だ。
既存の電子データが互換性の問題で切り捨てられるというのなら確かにそれはあるかもしれない。OOoのMS Officeへの互換性が高まったとはいえ、100%ではないし。
この融通のきかない政策は、ベンダーや文書保管プロセスの選択肢を狭めるだけでなく、疑わしくて実績もない、不確かなルールやツールに依存している。
「ベンダーや文書保管プロセスの選択肢を狭める」というのならマイクロソフトしか選択肢のないMS Officeを利用しているほうが狭めている気がしないでもない。
フォーマットが公開されているから、最悪でも自前で閲覧ソフトを作れるOpenDocumentの方が選択肢は広いと思うけど。
実績は現状では確かにまだないけれど"IBMとサン、「OpenDocument」団体を結成へ--MS Officeの対抗馬なるか - CNET Japan"のように大手ベンダが積極的に動いているし、いいところまではいくと思うんだけどなぁ。
ま、結論としては「お役所だし、そういう動きがあるのは仕方ないよね」ということで(ぉ