カンピオーネ! 神はまつろわず
カンピオーネ! 神はまつろわず (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 丈月城,シコルスキー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/23
- メディア: 文庫
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神を殺しその権能を得た「カンピオーネ」と呼ばれる主人公「草薙護堂」が、古の全知全能の力を取り戻そうとする神をその力を持って打ち倒していくお話。
事前に解説もほとんど無しで、護堂が神を殺してその権能を得た話や、ヨーロッパのカンピオーネ、サルバトーレ卿と戦ったエピソードやら、メインヒロインのエリカとイタリア各地で神々と戦ったりした、という話が口頭だけで語られるので、「え?二巻だっけ?」と思ってしまいました。
ただ、そんな違和感を吹き飛ばすほど、メインヒロインのエリカのキャラが際だって立ってます。
幼い頃からの神童として魔術を極め、騎士としての高い誇りを持ち、常日頃から護堂をからかうことを忘れず、護堂に対する信頼と愛情と打算を隠さないとなれば完璧です。
中盤で護堂がさくっと神に破れてしまった時や、最後の一撃など、たんなる打算でない、絆を感じられて良かったです。
続きもいいですが、できれば外伝でも構わないのでエリカとの出会いからウルスラグナを倒すところまでを是非読んでみたいです。
で、続きにはもちろんハーレム要員として今回の女神が再登場するんですよね?あの終わらせ方はそういうことですよね?(爆)