nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

ストライクウィッチーズ3

「では、智子中尉を多く撃墜した方が勝ち! いいですね!」
「負けるわけないじゃない。わたしこれでもロマーニャ娘よ?」
「わたしだってね、智子中尉のことなら隅から隅まで知ってるんですから!」
 花畑が広がる頭の中、智子は考えた。
 わたし、やっぱり女の子が好きなのかしら。

アニメ化するとはいえ、2巻発売からだいぶ時間がたってるし、なにより同時期にゼロの使い魔もアニメ化しますし、期待してなかったストライクウィッチーズの続きが刊行されたことにびっくり。
アニメ化直前(というか開始とほぼ同時)に小説の続刊、放送中の8月1日には漫画、10月にはキャラデザの島田フミカネ氏の画集、来春には小説4巻(予告でクライマックス、といっているので多分最終巻だと思われる)、とタイミング良く関連商品が出るあたり、さすがだなぁと思います。

内容はストライクウィッチーズの最大謎、「ネウロイとはなにか」に少しだけつっこんいたり、いらん子筆頭ハルカが(少しだけ)成長する話になっています。
が、基本的には戦闘時以外は殆どいちゃいちゃしまくりなおばかな展開でした。
前巻の最後で吹っ切れちゃったせいで、基本的にハルカの駄目な子具合がさらに増していて、前半は「戦闘中だろっ」とか、「少しは強くなろうとしろよっ」とか突っ込みまくってしまいました。
それだけに、シュゼッピーナとの決闘での「強くなりたい」「一人前になりたい」という心境の変化は良かったです。
調子に乗っちゃって、その後すぐに失敗してネウロイに拿捕され洗脳されちゃうあたり、ハルカらしいですが(苦笑)
さらに智子の艶姿を見ただけでネウロイの洗脳が解けちゃうあたりもハルカらしいですw

後書きは必見。ヤマグチノボルさん、本当に好きなんだなぁ……。