nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

彼女は眼鏡HOLIC

彼女は眼鏡HOLIC (HJ文庫)

彼女は眼鏡HOLIC (HJ文庫)

眼鏡好きによる、眼鏡好きのための、眼鏡好き本。
新人とはいえ、「リリカルなのは」のムックのライターなどもされていた方らしく、文章はこなれています。展開が強引だったり、設定が強引だったりしますが、それもこれも眼鏡に対する愛と百合があるからOKなのです(w

魔鏡という特殊なレンズを利用することによって異能を発揮することの出来る眼鏡を使うアルハゼンのエージェント「深鏡めめこ」が、潜入した学校でクラスメートでルームメイトの黒野亞衣に抱きついたり、湯上がりのしどけない姿を見て鼻血を出したり、一緒にお風呂に入ったり、眼鏡を掛け合ったり、卵焼きをあーんして貰ったり、デートの約束をしたりと仲良くなる話です。
……嘘は言ってない、嘘はw

幼い頃からエージェントだったため「普通」を知らず、眼鏡を掛けてない人と話せないめめこや、告白されまくったせいで孤立した亞衣のメインキャラクター二人に加え、めめこの仕事の仲間で保護者でもあるルシアとレイ、委員長で密かに眼鏡っ娘な史弦などのサブキャラも立っていて良かったです。
個人的にめめこと亞衣のバカップルぶりを冷やかすクラスメートとか、めめこが亞衣に振られた人達の嫉妬でどーのこーのというイベントも欲しかったですが、枚数的につらいかな?
続きが書ける終わり方になっているので、続編ではその辺り是非お願いします(ぉ