藤堂家はカミガカリ2
- 作者: 高遠豹介,油谷秀和
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 文庫
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相変わらずのテンポ感のある文章と会話劇が面白かったです。
一巻がタケシロ中心の話だとしたら、二巻はアマギリが中心ですね。今まで謎だった彼女の過去が少しだけ明かされました。
カラ助が連れ込んできたホウジというハテビトを巡る陰謀劇といった感じですが、どちらかというとメインはそっちではなく、前半はイルフィニによって甘えん坊化した春菜とタケシロのばっかっぷる青春、後半は表紙の着物を着た少女アオイとその相棒ゲンジの青春っぷりがメインでした。
特に春菜の甘えっぷりは普段しっかりしているだけに、可愛さ百倍でした。足が動かなくて靴下がはきづらいとか、公園での告白とか、そりゃタケシロでなくとも守ってあげたくなりますわ。
最後のタケシロの異変やら、国内のテロ組織「忌獄」やら、アマギリのおじさんたる「サルタ」など、キーワードがそろそろ出てきたので、次当たりは大きく話が展開するのかな?
その際には是非アオイちゃんとレッテの再登場を強く希望(爆)
そういえば、ゲンジとアオイはやっぱり源氏物語なのかな?