nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

狼と香辛料8 対立の街(上)

狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)

傑作。
間に短編集を挟んだせいか、ロレンスとホロのやりとりが妙に楽しかったり。コルが加わったおかげで会話にバリエーションが増えた気がします。というか、ばかっぷるぶりを見せつけられるコル、哀れ。ほんと、ごちそうさまです(苦笑)
そんな前半のほのぼのっぷりとうってかわって、後半、街の対立が表面化するに従って緊迫感が増えてきました。
特に最後の二十頁ぐらいの、エーブとの対決は剣も槍もないのに手に汗を握る展開で、「これこれ、これだよ」とかワクワクしながら呼んでました。
ほんと、良いところで引いているので、続刊が楽しみです。