nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

キメラ ファイナルクロニクル2(完)

怒濤の展開、というよりかは駆け足過ぎる気がしますが、登場人物全員が傷つきながらもそれぞれ己の戦いを勝ち抜いていく様が次々と描写されていきます。
最後にはリンとタキのように、キマイラと人が共に生きる存在としてルドルフというただ一つの敵に向かって戦っていくという、全編これ山場という、王道ながらも燃える展開でした。
エピローグも30頁以上ついやして、カイルやマチルダをはじめとする登場人物達のその後を語っていて、みんな落ち着くべき所に落ち着いているようで一安心。
6年間という長い連載でしたが、話も絵もずっと高レベルで安定していた作品でした。