nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

放課後トロイメライ1

放課後トロイメライ (富士見ファンタジア文庫)

放課後トロイメライ (富士見ファンタジア文庫)

『いきますよー! みなさんもご一緒に! キャッチフレーズは!』
「ラブ!」
『合言葉は!』
「ラブ!」
『変わらぬ魂はここに生きている!』

富士見ミステリー文庫からの移籍組。
今までも名前だけはたびたび話題に上っていた義理の妹「琴ちゃん」こと藤倉葉琴が、真のヒロインこと冬麻に会いに御城学園にやってきた!というところから始まるシリーズ最新刊。

初っぱなからハイテンションすぎる木下とのやりとりで、「ああ、トロイメライだ」と嬉しくなっり、引用したミハルちゃんの叫びで「ああ、かるたさん、いい人だなぁ……」と感慨にふけってしまいました。

一応、キャラ紹介&学園紹介はありますが、アップテンポな文章のノリはそのままなうえに、「紹介になってるのか、それ?」という感じで、どちらかというと初見の人の為、というのではなく既刊を買っている人が久しぶりのシリーズのノリに乗る為の感じ、という気がします。

話は結局ほとんど進んでいないのですが、恋愛模様はだいぶ混戦模様。
設定的にはお嬢が確実にメインヒロインのはずなのですが、ストーリー的にはやっちんがヒロイン街道つっぱしってます。
というか、やっちん可愛いよやっちん。
考えてみれば、お互いプレゼントを贈りあったり(やっちんは靴で、とーますはマフラー)、抱きかかえちゃったり、閉じこめられちゃったり、何というかヒロインフラグ着実に立ててるんですよね。やっちん、なんて恐ろしい子っ。

次巻予告では、ついに真霜家に侵入&(死者)解禁、ということで順当に考えるならばターゲットは冬姫がとーますの二択かなぁ……。夏にはでるとのことなので余り待たずに済みそうです。