nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

コミック百合姫 vol.12

コミック百合姫 2008年 06月号 [雑誌]

コミック百合姫 2008年 06月号 [雑誌]

早売りでゲット。前回ほどではないものの、今回も364ページと結構分厚いです。
前号で次回予告に載っていたCHI-RANさんは珍しく欠席。
発売日前なので、感想は続きを読むで

カラーピンナップ/左近堂絵里さん
王子様とお姫様、といった雰囲気の二人。南国を思わせる雰囲気が良い感じです。
カラーピンナップ/樹要さん
セーラー服の二人。金髪の少女の方があごがとんがっていて男性っぽく見えてしまったのは秘密(爆)
EPITAPH/硝音あやさん
葬式詐欺にあう二人。つい勢いで「好き」と宣言してしまう十和が可愛いです。最後の最後でなにやら話に動きが。ついにアーシュの過去話になりそうです。
さくら文通/日輪早夜さん
大正浪漫たっぷりな作品。どんな外見でも手紙の内容から相手の心は知っている、でもやっぱり実際に会いたい、という心の流れがいいな、と思いました。短いのに綺麗にまとまってますしね。
クローバー/乙ひよりさん
今回は次女の風香のお話。下手に気が回る子だとこういうのはつらいよなぁ。
いちごいちごいちご/タカハシマコさん
タカハシマコさんらしい、どこかしら毒のある少女のお話。何も知らずに微笑んでいる大人の女性といちごを踏みつぶす少女の対比が凄い印象的。
初恋カノン/かずまこをさん
松本先生とななおのシリーズ。ただし、主役はるこ先生。学生時代の恋を終わらせられないでいる、るこ先生がななおの言葉で過去を振り切る話。ただただ切ない。それ以上に松本先生の様子が怪しくて、すんごい続きが気になる。
アップル・デイ・ドリーム/城之内寧々さん
一話持たなかった新人さん話と由真の(サドの)ライバル登場の回。安定して面白い。
金木犀の花たち/摩耶いつきさん
守ると決めたから伝えられない想い。今回のクローバーもそうでしたが、「守る」と決めたが故に一歩を踏み出せないのは切ないなぁ。
紅蓮紀/武若丸さん
茜さん逝く?前回で一段落付いて今回ぐらいはほのぼの学園編かと思ったら急展開に。にしても首輪を欲しがるのはどーかと思いますぞ(苦笑)
飴色紅茶館歓談藤枝雅さん
10ページ。予想通りパティシエの道を選んださらさ。すっかりさらさに依存し切っちゃってる芹穂がそれを知って次回どう動くか――クライマックスが近づいている感じですね。
ときめき☆もののけ女学園/南国ばななさん
自覚から行動までが早っ!w これもそろそろ終わりが近い感じですね
Sweet Peach!/水野透子さん+千手ちゆさん
はむちゃん可愛いよ(ぉ 世界観の説明もないまま状況だけが動いていてる感じですが、キャラがみんな特徴的&可愛くて好き。
アオイシロ江戸屋ぽちさん
剣道部部長の本庄明日菜とそのお付きの山本知子の番外編。漫画で登場したときも主と部下、という雰囲気がありましたが、本当にそうだったとは思いませんでした。これも「守ることを決意した少女のお話」。クローバーや金木犀の花たちもそうでしたが、「守ること」に誇りを持っている人は凛としていて綺麗ですよね。
ストロベリーシェイクSweet/林屋志弦さん
テンパッテいる二人のバカップルぶりが楽しい。百合姫から延々続いていた連載も残り二回だそうで、なんだか寂しいです。
うつくしいもの/袴田めらさん
感情の伝え方が不器用な少女達の、ギャグ一切無しの痛いくらいシリアスな話。切ないけれど、この二人には幸せになって欲しいなぁ
20乙女の季節/森島明子さん
大学に合格して環境が変わってすれ違ってしまう二人。「私も元女の子だからまあ気持ちは分かるんだけど、分かるからこそ受け流せなくてさぁ」という言葉が印象に残りました。
美しく残酷な誇り/東雲水生さん
初恋姉妹完結したばかりの東雲さんの新連載。東雲さんの絵柄は大好きなので嬉しい。けど、「見守るだけでも幸せ」なのは切なすぎる。
南波と海鈴/南方純さん
ドSな五とドMな六が登場。仲いいな、お前ら(w それにしても、海鈴は空回りばかりだなぁ(苦笑)

全般的には、良かったんだけど「好きだけど、守ると決めたから、この恋はうちに閉じこめておく」という話が多くて、切なかったです。
わざとそうしうテーマにしたのでなければ、ちょっと重なりすぎな印象がありました。というか、ハッピーエンド至上主義者としては、もっとラブラブで熱々なエンディング希望(爆)

次号は個人的に好きな速瀬羽柴さんの他、コミック大賞で準大賞だった花津ややさんも掲載予定のようです。
『3周年でなにやらビッグな企画がありそうな予感……』とのことなので、期待してます。
……って次は7月なんですよね。やっぱり季刊は間隔が長いなぁ。