nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

SHI-NO

SHI―NO ―シノ― (角川コミックス ドラゴンJr. 129-1)

SHI―NO ―シノ― (角川コミックス ドラゴンJr. 129-1)

富士見ミステリー文庫より絶賛発売中のSHI-NOの原作イラストレーターによる漫画化。
1巻完結という制限のためか、事件やストーリー性は排除したスナップショット的な短編集となっていますが、さすがに原作イラストレーターだけあって、世界観の再現度はかなり高いものとなっています。
ひいきもあってクロス君がレギュラー化してたりしますが、それはご愛敬(^^;;;

漫画になると志乃ちゃんの心情の変化凄く分かりやすいですね。「僕」の言葉一つでむくれたり、心配そうだったり、表情や仕草がころころ変わって凄く可愛かったです。
密かに好きな白の子の出番も多かったのですが、原作と同じく状況を動かす道化役に徹していて、少し残念でした。いや、その立ち位置は「失敗してしまった志乃と僕の末路」としては凄く正しいのですが。
「支倉さんが羨ましい」というのは彼女の本心なんだろうな、怪盗少女かわいいよ怪盗少女。